ECサイト経営者こそ「三方よし」の経営理念の元、商売した方がいい理由とは?

ECサイトの運営はメーカーや大手の会社ではない限り、大抵は個人か少人数で必死こいて仕事をしてますよね。お店を出店し始めの時は従業員もお店の売り上げをあげるという考えのもと、みんなの気持ちは一緒に向かっていい方向に進んでいくことでしょう。
どこでもそうですが、小さな会社などでは一から何でも作り上げていくので、みんなワクワクしながら仕事ができています。ですが、数年経ち売り上げが上がって来る頃から少しずつ経営者と従業員との考え方が合わなくなることがあります。
これは仕事の進め方や給与や休みなど待遇の面などかもしれません。お店の売り上げが上がるコトは誰にとっても良いコトなのにだんだんそう思えなくなる時があります。
経営者と従業員の考え方が少しずつ食い違う
ネットのシッピングモールなどに出店しているECサイトの多くは他の多くのライバル店との価格競争にさらされているコトでしょう。少しでも安く仕入れて少しでも安く売る、この考えが経営者の頭の中でへんな所でも作用してしまう時があります。それは従業員に対する考えです。
従業員にも安い給与で多く働けとなってしまう経営者が少なからずいるでしょう。何でそうなるか?それは、従業員の給与も安く叩けるなら値切ってしまえという考えがどこかにあるからです。
ECサイト経営者こそ「三方よし」の経営理念を
従業員としては自分達が一生懸命に働いてお店の売り上げが多くなったと感じているのに給与も上げてもらえない、働いた分に見合った金額に上げてもらないなど感じているかもしれません。これが悪い方向に進んでいった場合はその従業員は辞めてしまいます。お店にとってそれは大きな痛手です。そんなコトにならない為にもECサイト経営者こそ「三方よし」の経営理念を持っていた方がいいですよ。
「三方よし」とは江戸時代から近江商人に伝わる経営理念のコトで、「買い手よし、売り手よし、世間よし」という理念で商いをするには売り手、買い手、そして世の中も満足させなくてはならないというコト。
「買い手よし」そして「世間よし」は出来ている経営者は結構いるかと思いますが、忘れがちなのが自分達「売り手よし」です。共に働く仲間に無理強いさせてはいませんか?
一緒に働いているからこそ、「言わなくてもわかるだろ・・」と言う考えではなく日頃から細かいケアは必要です。今以上にお店が発展していくのも廃れていくのも経営者の考え方一つなんですよ。
Photo By: Victor1558
2014/01/13