ネットショップで小さなお店は価格競争をしてはいけない理由とは?

楽天市場やヤフーなどショッピングモールで運営していると必ずライバル店は存在するモノですよね。その時にライバルに勝つ為に価格を相手より下げて販売するといった行為をするネットショップをよく見かけますが、これは小さなお店であればある程やってはいけない行為です。
ある一定期間は価格競争をやるコトでお客さんは買いに来てくれるかもしれませんが、長く維持していくのはとても難しいコトです。その理由を上げていきます。
必ず後から同じように値段を下げてくるお店が現る
自分のお店がライバルに対しやったように、新規のお店やライバル店も価格を下げていきます。そうなると規模の大きなお店には絶対に勝てません。最終的に自分のお店には誰も来なくなり撤退せざるえなくなります。
従業員にしわ寄せがくる
商品の価格を下げる、お客さんが買う、ライバルが価格を下げる、お客が来なくなる、もっと価格を下げる、ライバルも下げる・・・といったコトを繰り返すコトでしわ寄せが来るのはそこで働いている従業員。働いても働いても一向に給料も上がらず、社長にはもっと働けと言われるコトに。そうなると何の為に働いているのか従業員にしてみたらわからなくなり、辞めていってしまいます。
そんなコトにならない為にも小さなお店が価格以外でライバル店と渡り合うには、
自分のお店独自の強みを作る
これはやってスグにできることではなくコツコツやっていくしかないコトですが、独自の魅力を作ることで他店との差別化を作りましょうというコトです。
例えば商品ページを充実させるコトでお店の魅力を作り上げる方法として、虎斑竹専門店 竹虎というお店をご紹介します。
こう言っては失礼かもしれませんが草履は今や日常で履くモノではなくなってしまったモノです。その草履をここまで丁寧に情熱をもって紹介するコトで買ってみようかと思ってしまいます。まず細かな商品説明がありその後に制作者の熱い思い、動画も思わず「ほぅ〜、そうな風に作っているんだ〜」と感心してしまうモノ。更にはQ&Aなども用意して細かな気配りをしています。ここまでやられるとどんなもんだろと履きたくなってきますよね。こういったページ作りをしていくコトでその他店には真似の出来ない、そのお店独自の魅力を作り上げていくことができます。
納品を早めるコトで他店との差別化を図る。
こちらは楽天市場に出店している着物なごみやというお店です。
ここでは着物・和装のお店では珍しい「毎日配送」をしています。着物業界では土日祝日が休みという言うのが常識の中、毎日配送をするコトでお客さんにいつでも買えて早く届けてくれるお店として認知されるようになっています。
更にこちらのお店では毎日のように独自のイベントを開催してお客さんに楽しんでもらいながら買い物をしてもらえるようにもしています。ちなみに今日2の日は新着商品のどかかに隠れている送料無料クーポンを探し出すことで送料無料になるといったイベントだそうです。
楽天市場では去年(2013年)、二重価格問題でスーパーセールなどの大型セールを縮小するコトになり出店しているお店の多くが打撃を受けました。楽天市場以外にもECサイトを運営していく上で、この二重価格問題は避けて通れない問題となっています。このようなコトもあり、価格意外でお店の魅力を作るコトはとても必要です。
2014/01/22