ネットショップを運営するためにはコンセプトをしっかり作るコトが大事
ネットショップをオープンする際に「コンセプト」を作ると作らないとでは後々違いが出てくるので、今回はネットショップを開店するならコンセプトをしっかりと決めましょうと言う話です。
そもそも「コンセプト」って何?
コンセプトっていう言葉自体は世間一般に浸透していると思いますが、じゃあ「コンセプトって何?」と言われると意外と答えられないモノですよね。まずコンセプトって何ぞやと言うコトからお話します。
コンセプトとは
Wikipedia(ウィキペディア)によると
概念(がいねん)、コンセプト(英: concept)は、命題の要素となる項であり、言語的に構成された場合に名辞となるもの。
事象に対して、抽象化・ 普遍化してとらえた、意味内容ないし指示対象で、普通、思考の基礎となる基本的な形態として、脳の機能によってとらえたもの。
概念・・・日本語でも解りづらい。ようは人の背骨のようなモノのコトで何のためにネットショップを運営するのかの根底部分の思いです。このコンセプトがしっかりしているか、していないかでお店が長く続くがどうかに関わってきます。
ネットショップにおける「コンセプト」とは?
個人で運営しているネットショップでも大企業といわれる会社でも基本的にコンセプトの考え方は同じで、
- 誰に
- 何を
- どのように売るか(伝えるか)
と言うコトになります。事業を通じて自分の会社(お店)が何をやっているのかを伝える役割があり、競合他社との違いを言い表す事でもあります。もっと砕いた言い方をすると「うちのお店はココが売りなんですよ!」を言うコトです。
少し解りづらいので具体的に現在あるショップのコンセプト事例を挙げてみました。
- 豊かさ・上質感
ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)※セレクトショップ
http://www.united-arrows.co.jp/index.html
「豊かさ・上質感」をキーワードに、ハイグレードなライフスタイルを追求する”UNITED ARROWS”。ドレステイストを軸に、スーツなどのビジネスウェアから、デザイナーズコレクションまで、世界中、国内外からセレクトしたブランドと豊富なオリジナルアイテムで、大人の方々に向けたファッションを提案します。 -
My Favorite Things
アナザーエディション(Another Edition)※セレクトショップ
http://www.another-edition.jp
ワクワク・ドキドキ’するお店、かわいらしくて素敵な出会いがある、そんなお店です。
今の気分が詰まった旬なアイテムから、ベーシックで着まわしのきくアイテムまで幅広く展開するオリジナルブランドと、作り手のこだわりや遊び心が感じられるセレクトブランドを提案する編集型ショップです。 -
meet & sweetie 新しい、かわいい、に出会う場所。
アンフィ(AMPHI)※下着
http://www.amphi.jp
「ねえ、ほら、みてみて!」
いつだって、新しい、かわいいがいっぱい!
女の子をドキドキ、ワクワクさせちゃうお店。
さぁ、あなたの”かわいい”を
AMPHIで見つけて。 -
チョコレートで世界を幸せにする
横浜チョコレートのバニラビーンズ ※チョコレートの製造・販売
http://www.rakuten.ne.jp/gold/vanilla/
私たちが大好きなチョコレートには、とても厳しい現実があります。
チョコレートの原料となるカカオ豆の収穫は、原産国の子供たちが行っているところがあります。
学校にも行けずに家族のために働いています。
その子供たちは、チョコレートを食べたことがありません。そんな現実を作り手側から少しでも変えたいと思い、
チョコレートデザインは、食べる人が幸せになり、原産国の子供たちも幸せになり、
作る人も幸せでいられる。そんなお菓子を作っていきたいと思っています。変わらぬ想いを胸に今後も美味しくてちょっと幸せになるお菓子を作っていきたいと思います。
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カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)※TSUTAYAの運営会社
http://www.ccc.co.jp
人は日常的な衣食住の生活に満足したとき、「自分のスタイルを探す」という自己実現を目指します。
例えば洋服を買うとき。ただ「着られるもの」「着るもの」ではなく、私たちはデザインやブランドを比較してファッションを選びます。その基準は、「デザインが良い」「ブランドが好き」というだけでなく、その基準そのものが、「自分らしさ」の演出をするためのスタイルを表現する手段のひとつになっています。ファッションは一例にしかすぎず、音楽、映画、本、旅行、料理、車、リビング、アート・・・と様々なシーンにスタイルはあります。
CCC創業時、モノを買う場所ではなく、スタイルを選べる場(インフラ)として「TSUTAYA」を作りました。創業から二十余年、私たちのライフスタイルは常に変化をしていますが、そのコンセプトに変わりはなく、常に時代に沿った文化やニーズに対応できるよう成長してきました。
CCCはホログラムのように変化する時代と私たちのライフスタイルに対して、店舗、オンラインサービス、カードサービス、One to Oneサービスなど、生活のあらゆるフェイズを通じ、「自分らしさ」=「My Style」を持っている人々へ、新しい「ライフスタイルの提案」をしつづけることで、「ヒトと世の中をより楽しく幸せにする環境=カルチュア・インフラ」をつくっていきます。
色々な感じでコンセプトが出てきますが、どこもしっかりとした考えを表しています。CCCなどは良い例でTSUTAYA(ツタヤ)から始まりフランチャイズ、Tポイントでの他社との提携など様々な展開をしていますが、これもコンセプトの「カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー。」と言うコトからスタイルを提案する会社であると言うコトがわかります。
根っこの部分(コンセプト)がしっかりとしているコトで一見、手広く何でもやっているという感じでも会社としてぶれずに展開する事ができます。
ぶれずにネットショップを運営するために
少し前まではあまり考えずにネットショップを運営していてもそれなりに儲かったりすることがありました。
しかし現在では無料でネットショップを開店できたり、それこそ簡単にお店を開く事が可能になり同業他社が数えきれない程いるコトになりました。
そんな中から自分のお店で買ってもらうためにはまずお店の強み・考えを伝えなければなりません。
それを共感してくれた方がお客さんになりファンになってくれます。
2014/03/06